(Vol.171)「伝えたいこと“だけ”をお伝えしていませんか?」

コンプライアンス講座-第171回-


現在シナジーでは、新たにチームメンバー登録していただいた方に対し、ご紹介を受けた時のお話を伺うサンキューコールという活動を行っています。
サンキューコールの中で、“契約するにあたって知りたいことをきちんとお聞きになれたかどうか”についてお尋ねしていますが、シナジーが「〇〇についてはお聞きになりましたか?」とお尋ねすると、「教えてもらえなかった。契約前に聞きたかった」といったご回答をいただくことがあります。
今回は、シナジーやシナジー製品のご紹介時に、“何をどこまで説明すべきか”というお話です。

シナジーがサンキューコールにおいてそのような質問をさせていただくのには、理由があります。
“気になることはすべてご納得いただいた上で、気持ちよくご登録いただきたいから”という考えも小さからぬところですが、特定商取引法で『重要事項の不告知』という禁止行為が定められているからでもあります。

『重要事項の不告知』
契約してもらうために、または契約後、解約させないために、次のA)~E)に関する重要なことを、あえて隠してはいけません。

A) シナジー製品の種類、性能、品質について
B) ビジネス参加するために必要な製品購入について
C) クーリング・オフなど解約に関することについて
D) ボーナスについて
E) その他、相手の方の判断に影響する重要なことについて


このルールは、シンプルに表現すれば、“大事なことはきちんとご説明しましょう”というものです。

この中で、A)B)D)に関する情報は、シナジーの魅力をお伝えする過程で自然にご説明いただけることが多いかと思いますが、C)のクーリング・オフや解約制度については、意識してご説明しようとしなければ、そのままお伝えしそびれてしまうこともあるのではないでしょうか。

「シナジー製品をお試しいただこう!」という時に、そういったお話をするのは抵抗があるかとは思いますが、後になって「どうして隠していたのか」「特商法違反の違法勧誘だ」とのご指摘を受けることになったり、知らず知らずのうちに信頼を損なってしまったりする可能性もあります。
そのような悲劇を防ぐためにも、“返品や解約を前提とするからではなく、安心感を持って気持ちよくご契約いただくために”というマインドで、しっかりご説明するよう努めましょう。

また、個人の考え方や価値観によって関心の度合いが異なる情報もあります。
ほとんどの方は「大して重要ではない」と感じることでも、ある方にとっては「契約するかどうかを決めるにあたって、とても大切なことだ」と感じることがあるのです。
そのようなニーズまでをもすべて察するというのは困難ですから、「ご登録、ご契約にあたって、何か気になることはありませんか?」とお尋ねしましょう。
そうすることで、その方特有の関心を探ることができますし、誠意をもってご紹介していることが伝わるはずです。

シナジーのご紹介時には、 “伝えたいことを伝える”のではなく、“伝えるべきことを伝える”というマインドを持ち、誠意のあるご紹介活動を心がけましょう。

シナジーワールドワイド

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