(Vol.176)「お手持ちのシナジー製品を有償でお譲りする場合のルールについて」

コンプライアンス講座-第176回-



今回は、チームメンバーの皆さまがご自身のシナジー製品在庫を直接お友達などにお譲りする、いわゆる“小売販売”をする際の注意ポイントをおさらいします。

シナジーのビジネス活動としては、シナジーに直接会員登録していただくようお勧めするチームメンバー登録と、ゲストとしての製品購入をお勧めするゲストショッピングプログラムを多くの皆さまにご利用いただいていますが、この他にも、シナジーを介すことなく、自身の持つシナジー製品を相手方に直接お譲りする小売販売という手段もあります。
「そのサプリメント、すぐに試してみたい!」といった反響を受けて、自身の未開封シナジー製品をお渡しするのが一番早いであろう場面などで利用できる仕組みです。

シチュエーションや自身のビジネススタイルによっては便利な小売販売ですが、シナジーが関与しない、販売者となる皆さまと、購入者であるお客様との1対1の取引行為となりますので、販売者が自身の責任で守らなければならないルールがあります。

今回は小売販売のルールについて確認してゆきましょう。

<ポイント> 
● 『氏名等の明示』ルールはお忘れなく
● シナジー製品の小売販売は、必ずシナジーがパッケージした状態そのままで行いましょう
●シナジー製品購入契約書(領収書)を必ず交付しましょう
●クーリング・オフの申し出があったら速やかに対応しましょう

●『氏名等の明示』ルールはお忘れなく

チームメンバー登録のご紹介や、ゲストショッピングプログラムのご紹介を行う際に、『氏名等の明示』ルールを順守しなくてはならないのはご存じのとおりですが、小売販売も例外ではなく、以下の三点を“あらかじめ”伝えることが特定商取引法で義務づけられています。

①自身の戸籍上の氏名
(ビジネスネームや愛称、ネット上のハンドルネーム等ではNG。法人の場合は社名・団体名も)
②シナジーワールドワイド・ジャパン合同会社という会社のサプリメント・化粧品・日用品を取り扱っていること
③シナジーの製品について貴方にご紹介したい、ということ


なお、この時点でお断りされた場合には、しつこく食い下がるなどすることなく、それ以上のご紹介は行ってはなりません。『再勧誘の禁止』という禁止行為や、条例等で禁止されている迷惑勧誘に該当してしまうかもしれません。お相手の気持ちが一番大切であることを忘れないようにしましょう。

●シナジー製品の小売販売は、必ずシナジーがパッケージした状態そのままで行いましょう
「製品をちょっと試してみたい」とお考えの方に対して、シナジーが販売している製品を小分けして試供品として配布したり、販売したりすることはお控えください。
食品や化粧品の法定表示に関する問題も生じる恐れがあるほか、品質管理等の理由から、シナジーのチームメンバー規約『方針と手続き』でそのような行為は禁止されています。

製品を試していただきたい場合は、シナジーが販売している製品単位でお渡しするか、その場でお試しいただくようにしましょう。

●シナジー製品購入契約書(領収書)を必ず交付しましょう
小売販売を行った際、代金受領の証としてお相手の方に領収書を発行しますが、その際は文具店やコンビニ等で購入できる一般的な領収書ではなく、シナジーが発行する『製品購入契約書(領収書)』を使用してください(シナジーパルスからダウンロードが可能です)。

皆さまの行うシナジー製品の小売販売は、その多くが特定商取引法における“訪問販売”に該当するものであり、販売時に契約書面として、一定の法定事項が記載された書面を交付しなければならないためです。
市販の領収書ではこの法定事項が満たせないため、必ず専用のものを使用する必要があります。

●クーリング・オフの申し出があったら速やかに対応!!
前述のとおり、小売販売は多くのケースで“訪問販売”に該当するため、購入した顧客にはクーリング・オフの権利が保証されています。
クーリング・オフは、一度効力が発せられるとその本人ですら撤回できなくなる強力な法規定ですので、申し出を受けた場合は、いろいろと話したいことがあったとしても、まずはご返金の手配を行ってください。

「もう少し使ってみない?」「せっかく使い始めたところなのに、もったいないよ」など、思いとどまってもらおうと説得などした場合、クーリング・オフの妨害を行ったとして違法行為となる場合もあります。

自身が保管しているシナジー製品を気軽にお譲りする行為も、個人事業主である皆さまが有償で行う以上、法規制の対象となる、ということがご確認いただけたでしょうか。

正しくビジネスを展開しなければならないという点は、ビジネスのご紹介も、ゲストショッピングのご紹介も、小売販売も、どれも変わりません。
正しい知識は正しいビジネスにつながり、皆さまの大切なお客様からの信頼獲得へとつながってゆきますので、きちんとした法知識のもとでシナジー製品をご紹介してゆきましょう。

シナジーワールドワイド・ジャパン

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