長寿国ニッポン、問題なのは健康寿命!

最近よく取り沙汰される“健康寿命”という言葉、皆さんは聞いたことがありますか?健康寿命とはWHO(世界保健機関)が提唱した指標で、『健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間』(厚生労働省資料より引用)と定義されています。つまり、人間の一生のうち、日常的な介護を必要とせず、健康で自立した生活ができる期間が健康寿命です。逆を言えば、平均寿命からこの健康寿命を差し引いた年数が、生存はしていても健康上の問題が多く、介護が必要な年数ということになります。このインターバルが、実は今の日本が抱えている、大きな問題のひとつなのです。 では、平均寿命と健康寿命、我々日本人のケースではどのようになっているのでしょう?厚生労働省の発表によると、2012年の日本人の平均寿命は、男性が79.94歳で過去最高。女性は86.41歳で、厚生労働省が把握している範囲での国際比較で世界第一位となったそうです。ちなみに男性の79.94歳は世界第5位。男性トップはアイスランドの80.8歳だそうですから、日本女性の長寿は驚嘆に値しますね。しかも、この日本の平均寿命は、今後10年以内に女性も男性も1歳以上さらに伸びると予想されているのです。



一方で、問題の健康寿命との差がどうなっているかというと、
平成22年のデータで男性は9.13年、女性は12.68年の『不健康な期間』が存在することが明らかになっています。10年近く、もしくは12年以上寝たきりや要介護で過ごす高齢者が多いということですから、介護する人の負担はもちろん、この『不健康な期間』が延びれば延びるほど、医療費の増大が壁となって我々の前に立ちはだかってくるのです。
問題の、『不健康な期間』を短縮するにはどうしたらよいのでしょう?この問題を少しでも軽減するために、健康食品業界も力を尽くす必要があるのです。

厚生労働省では、今年度から健康寿命の増加と『不健康な期間』の短縮を目標に掲げ、様々な戦略を検討しています。その戦略の中には、健康増進サービスなど関連市場の規模を、今後7年間で現在の16兆円から26兆円に拡大するという計画もあります。これは、健康食品市場としてもビジネス拡大の好機といえます。少しでも長く健康な状態を維持できるよう、高品質かつ安心なシナジー製品を多くの方にご利用いただき、その結果として『不健康な期間』の短縮につなげていければと考えます。

厚生労働省が興味深いデータを提示しているので、ちょっと見てみてください。都道府県別健康寿命のグラフです。あなたがお住まいの県の健康寿命は、どうですか?


シナジーワールドワイド

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