心筋梗塞について

最近、心筋梗塞を含む心疾患について頻繁に取り沙汰されるようになりました。
心筋梗塞は高齢者特有の疾病というわけではありません。男女差をみると男性のほうがかかりやすい病気だといわれていますが、年齢的には若い人、特にアスリートのような体力のある人でも起きることがあります。某有名女優さんの例や、Jリーグ選手の急逝も記憶に新しいところではないでしょうか。
心筋梗塞を含む心疾患を患う背景には、やはり生活習慣病がありました。
心疾患の危険因子と予防策について、厚生労働省は次のように呼びかけています。ぜひ参考にしてみてください。

①心疾患の4大危険因子:高血圧、脂質異常症、喫煙、高血糖
予防策:
  高血圧の予防として、減塩に心がけよう。
  血液中の脂質を正常に保つがことが重要です。
  脂質異常症を防ぐために、動物性の脂肪や炭水化物、甘いものをとりすぎないこと。
  喫煙は、様々な病気や生活習慣病の危険因子となり得る習慣。
  本人だけでなく周囲にも悪影響を及ぼします。止める勇気を持ちましょう。
  家族歴(血縁者に前述の危険因子がある場合)も重要なチェック項目。


②心疾患のその他の要因:肥満、運動不足、ストレスなど
予防策:
  趣味の時間を持つ、入浴タイムを楽しむなど、ゆったりリラックスする時間を持ちましょう。
  週末は休養しましょう。
  ウォーキングのような軽い運動を、無理せず競争せず楽しみながら続けましょう。

厚生労働省発表の「人口動態統計の概要」によると、平成23年度死因順位で心疾患は15.5%を占め、悪性新生物(癌)に続く2位となっています。昭和60年以降不動の2位で、しかもここ数年は全死亡者数に占める割合が上昇しつつあることが、統計から見て取れます。

ワイドショーの中だけの話ではありません。身近に潜む脅威として、もう一度、ご自身の生活習慣を見直してみませんか?

<厚生労働省HPより>

シナジーワールドワイド

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