高血圧を考える

WHO(世界保健機関)が主催する今年の世界保健デーのテーマは「高血圧」。世界では成人の3人に1人が高血圧を発症していながら、そのほとんどが気付かれない状態にあるとのことです。なぜなら、高血圧症は発症しても必ずしも症状が出るわけではないからなんですね。症状に気付かず適切な治療を行わなかった結果として、世界で毎年900万人以上の人々が亡くなっています。そして、その原因の半数が心臓疾患や脳卒中といった循環器系の疾患です。サイレントキラー、高血圧について深く知るため、厚生労働省の『高血圧ホームページ』
をのぞいてみましょう。

厚生労働省では、2006年の国民健康・栄養調査で高血圧について調査しています。
それによると、
日本人では40~74歳のうち男性は約6割、女性は約4割が高血圧(140/90mmHg以上)という調査結果が出たそうです。高血圧は日本人にたいへん多い病気の一つと言えそうですね。厚生労働省は、国民の血圧が平均で2mmHg下がれば、循環器系疾患全体で2万人の死亡が防げると試算しています。 もう一つ、別の問題が医療費。65歳以上の高齢者の医療費の内訳を見ると、高血圧とその結果起こる病気に関わる医療費が最も大きな割合を占めています。その率はなんと32.6%。つまり医療費のおよそ1/3が高血圧に関する病気の治療に使われているということになります。社会問題化する医療費。今後ますます高齢者が増えると予想される日本としては、高齢者の医療費を減らすことは、大きな課題なのです。その意味からも、高血圧にならないような生活習慣を身につけることが大切ですね。

高血圧を防ぐために、あなたの生活習慣を見直しましょう。

1.食塩量を減らすことを心がける
2.お酒を飲みすぎないよう注意する
3.肥満を防ぎ、適正体重・腹囲を維持するよう心がける
4.適度な運動をする
5.ストレスや急激な温度差にも要注意

詳しくは厚生労働省のホームページをご覧いただき、皆さまの健康習慣にお役立てください。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/kouketuatu/

シナジーワールドワイド

CONVERSATION

Instagram

Follow Us