ミスティカ基金レポート
-アマゾンの養蜂プロジェクト-

シナジーでは、ミスティカ基金*を通してアマゾンの熱帯森林保護や先住民存続支援を継続的に行っており、現在は、特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体(以下RFJ)の養蜂事業の一部を支援しています。RFJの代表を務め、シナジーのセミナーでも何度か講演してくださった南 研子氏が、このほど25回目のアマゾン訪問から帰国し、現地の様子をレポートしてくださいました。

アマゾンのインディオには最近まで貨幣制度もなく、生活は狩猟採集に依るものでした。しかし近年の文明社会による急速な開発に伴い、彼らの営みも変化を余儀なくされています。その一つが経済的自立を促進するための事業参加です。
RFJは、熱帯森林に生息する蜂と、多種多様な珍しい植物群に着目、2010年、経済自立支援の一環として養蜂プロジェクトを開始し、現在に至っています。これは、自然環境を崩すことなく森林資源を活用し、同時に収入を得る事業の一つで、シングー国立公園内に居住する5つの部族、14の村の2500人の先住民が養蜂事業に携わっているとのことです。。

写真はワウラー族の養蜂作業の様子です。


中央が養蜂技術指導者。技術を持った指導者について、インディオの人々が養蜂作業の習得に努めています。
シナジーのミスティカ基金は、養蜂箱や防護服などに活用されているとの報告を受けています。

彼らが採集した蜂蜜はすでに市場に流通しており、ブラジルの大手スーパーマーケットでも品質の良さを認めているとのこと。アマゾンのブランド品の一つとして、既に市場に認知されています。
養蜂事業が軌道に乗れば、自然環境を破壊することなく良質な蜂蜜を生産・流通させることでインディオたちの経済的自立の道が開けるだけでなく、養蜂の現場となる熱帯森林の現状把握にも役立ち、ひいてはアマゾン全体の保全活動にもつながるのです。

シナジーは、Leave a Legacyの一環として、今後もミスティカ基金を継続してまいります。


ミスティカ基金*:
シナジーのミスティカは、アマゾンの恵みと言われるアサイーベリーを主原料としています。
シナジー・ジャパンでは、このミスティカの販売金額の一部を積み立て、四半期に一度支援団体に寄付する形で、アマゾンの熱帯森林保護の植林事業や先住民インディオの存続支援を、2006年より継続的に行っています。
シナジーからアマゾンへの恩返し、それがシナジーのミスティカ基金です。

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