筑波愛児園レポート 卒園式


昨年11月のジャパンサミットに参加された方は、恐らくご記憶のことでしょう。
Legacyプロジェクトの一環として、筑波愛児園に在園する二人の少女をステージにお招きし、皆さんからの寄付金で購入したノートパソコンをプレゼントしましたね。
その折のお二人が3月12日の土曜日に卒園を迎え、愛児園を巣立っていきました。卒園式にお招きいただいた我々も感動する、涙と思いやりに溢れた温かな卒園式をレポートします。

職員達手づくりの思い出のビデオ上映
1時間ほどの式典は、理事や園長の祝辞の他、同じユニット(グループ)として生活する下級生や入園当初から二人に係わってきた職員たちからの送辞、成長の記録とも言うべきビデオの放映、卒園するお二人からの答辞と盛りだくさんの式次第。しかし、そのどれもが“お決まり”の言葉でなく、個々の思いが溢れる手づくり・本音のメッセージで綴られていました。二人を苦労しながら育ててきた職員さんの、何度も涙につまりながらの送辞は特に感動的で、親の庇護を受けることができない子供達をひたむきに守ろうとする、真心と努力がひしひし伝わってくるものでした。卒園生二人のうちの一人は、中学1年という難しい年頃からの入園。もう一人に至っては2歳からずっとこの園で育ってきたとのこと。職員の皆さまの感慨もひとしおだろうと想像に難くありません。

最後は、巣立つお二人からの答辞。答辞にも、これまでかかわってきた職員一人一人や下級生達に向けて、心からのありがとうを伝えようとする、真摯なメッセージがたくさん詰まっていました。お二人は、きっと長い時間かかって書いては消し書いては消して仕上げたであろうメッセージを、涙にしゃくりあげながら一生懸命読み上げていましたが、そのメッセージはシナジーからお贈りしたパソコンで打ったものだと、式後に園長の小林さんから聞かされました。お役に立てて、何よりでした。

KISUIシリーズをプレゼント
式が終わると写真撮影の嵐。職員や支援者達など、大勢が入れ替わり立ち代りお二人の巣立ちをカメラに収めていました。シナジーからは、少女から女性に、生徒から社会人に変わろうとしているお二人に、KISUI3点のセットをお贈りし、とても喜んでいただきました。

お一人は某スーパーに就職が決まり、もうお一人は保母の資格取得を目指すとのこと。お二人とも不安と期待を抱きながら園を後にしますが、園にはまだまだ、幼児から高校生まで多くの子供たちが残っています。新たに入園する子供もいることでしょう。シナジー・ジャパンはこれからも、物心両面からの支援を続けていきたいと考えています。皆さまのご協力を、ぜひともよろしくお願い申し上げます。

小林園長からのメッセージ
高校を卒業した二人を送り出すことができました。これまでのご支援、誠にありがとうございました。巣立つ二人にとって、これからの道のりは楽しいことばかりではないと思いますが、元気でがんばって欲しいと心から願っています。
シナジーさんからいただいたノートパソコンは、本当にありがたい贈り物でした。このような、支援される側のニーズを汲み取っていただいてのご協力に、心から感謝申し上げます。これからも、コミュニケーションを密にご支援ご協力をいただけましたら、これ以上の喜びはございません。本当に、ありがとうございました。

シナジーワールドワイド

CONVERSATION

Instagram

Follow Us