コンプライアンス講座 -第82回-


「KISUI、hotaruに関するトークについて その3」


今回のテーマは、前回までのKISUIに引き続き、ヒトと地球に優しい多目的洗剤hotaruについて、実際にお問い合わせいただいた内容から、いくつかピックアップして解説します。



【hotaruについて寄せられた質問より】 
① hotaruの放射能除去能力について教えてください
hotaruはあくまで一般家庭用の多目的洗剤であり、放射能の除去作業を想定して作られているものではありません。放射能への影響について調査・試験を行っているわけではない以上、そのような能力について謳うことはできませんので、注意してください。
根拠となる具体的なデータを持たずに広告材料として謳ったりすると、 第一回でもお伝えしたように、特定商取引法や景品表示法の違反行為である虚偽・誇大広告にあたる恐れがありますので、製品に関するトークは会社から公表されている情報でのみ行うようにしてください。

② 野菜や米の残留農薬が怖いのですが、それら食品や田畑の土にhotaruをかけたら素粒子の力で農薬を浄化することはできませんか?
hotaruはパッケージに記載されている目的で使用することを前提に開発されており、経口摂取する食品等への使用は考慮されていません。用途そのものが開発の想定外となりますので、絶対に行わないでください。
また、このような内容を広告トークに使用してしまうと、虚偽・誇大広告にあたる恐れがありますので、避けてください。

③ 身体から悪いものを取りたいので、入浴剤として風呂に入れようかと思っていますが、大丈夫ですか?
こちらも同様に、入浴剤としての使用は想定されていませんので行わないでください。
こういった用途について触れた広告トークがNGであるのは前述の通りですが、もし「解毒」「デトックス」といったワードを絡めた場合、身体機能の増強・増進を目的とした使用を薦めることになりますので、承認を取っていない医薬品の広告をしたとして、薬事法違反に問われる可能性もあり、危険です。必ず製品パッケージに記載された用途の範囲でおすすめしてください。

次回はhotaru編の第2回、KISUIとhotaruに関するトークの注意点のラストとなります。広告トークについて気になることがあれば、シナジーまでお気軽にお問い合わせください。

シナジーワールドワイド

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